2012.04.17 (Tue)
グラビティ・ワークスの浅賀です。
東京では八重桜が満開で、随分と暖かくなってきました。日も随分と延びて来ましたね。本格的な春です。
こうなると、春の雪解け前にもうちょっと雪を踏みたい気分になってきます。日が延びたことによって、行動時間にも余裕がでますので、日帰りでも登山も視野にいれられます。ちょっと前の週末ですが日帰りで久しぶりの登山に行きました。
ちょっとストイックな気分で登れる山で雪があり、ただ、アイゼン、ピッケルのテクニックはないので、軽アイゼンで登れる範囲、ということで、今回は“金峰山(きんぷさん)”に決定。
金峰山は百名山のひとつで、瑞牆山(みずがきやま〜こちらも百名山)のおとなり、長野と山梨の県境の奥秩父に位置します。標高は2599m。2500m前後で高山病の症状が出てしまう私としては侮れません。ちょっと厳しそうですが頑張って登ります。
2000m付近までは溶けては凍りを繰り返したピカピカのアイスバーン。軽アイゼンなので慎重に登るのですが、いかんせんグリップが少ないので気力、体力ともに消耗しました。森林限界から上は風がかなり強く、時折、どっさりつもった雪が舞い上がる始末。山頂付近は時折強風が吹き、氷点下も二桁。ソロですので、いろんな状況がずしりと堪えます。
でも、山頂付近で突如として現れる大きな岩がとても幻想的。森林限界を過ぎると稜線もとても美しく、岩と雪が織りなすコントラストがキレイでした。当日は下界は晴れていたのですが、強い風で雪が舞うこともあり、好天とは言えませんでした。山頂から富士山、南アルプス、八ヶ岳を望むことを期待していましたが、それも叶いませんでした。ただ、植物が葉をつけて見られる四季を通じて美しい山であることは間違いなしです。
山々の春の訪れにはもう少し時間がかかりそうです。
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