今年も行ってきました、北アルプス穂高山麓の涸沢カール。もちろん去年同様燃えるような紅葉がお目当てです。
体育の日に絡めての山行でしたが、今年は色づきが悪く、その2~3日前の降雪で落葉してしまったりで、全体的にはイマイチでした。
ほぼ同じアングルで撮った写真があります。
こちらが、去年2010年
こちらが、今年2011年
残念ぶりがわかります。
何より驚いたのが登山者の数。涸沢カールに1200張のテント数は過去最多だそうです。実際に私たちパーティ4人は途中まで進みましたが、登山道の渋滞を見てテン場がなくなると予想し、ひとつ下の横尾のテントサイトまで戻ってのキャンプとなりました。
1200張りとはこんな感じです。
なので、念願の北穂高登頂も断念。天気も“ザ・ピーカン!”だっただけに残念です。
ここで、ちょっと涸沢人気を分析してみました。
・去年の涸沢の紅葉は10年に1度と言われるぐらいキレイだった(と、今年の涸沢で耳にした)のでその再現を期待
・さらに、去年は紅葉が遅れ気味で、体育の日に紅葉の盛りだったので今年も盛り?!と期待
・北アルプス、3000m級の山々がそびえるが、涸沢までは危険な箇所が少ないので初心者でも登れて、本格的な登山の気分が味わえる
・涸沢小屋や涸沢ヒュッテなど、食事や宿を提供している小屋があり、安心。
・涸沢の紅葉はいろいろなメディアに取り上げられている
・紅葉以外にも、穂高岳登頂やモルゲンロートなど、涸沢に行けば楽しい事いっぱい。
・ヒュッテでの名物、おでん+生ビールが最高にうまい。
・2011年10月9日の明け方に 10月りゅう座流星群(旧称ジャコビニ流星群)が極大
・日本全国、空前の登山ブーム?
こんな感じでしょうか。とにかくどこの山へいっても老若男女、人がとても多いです。
登山を多くの人で楽しみたい、という気持ちもある一方で、入山者が増える事での環境の変化やマナーの低下が問題だと感じました。個々が積極的に知識や情報を得る事が何より重要ですが、メディア、メーカー、小売店さんも、マナーやルールの講習や遭難防止対策などの周知に努力してもらいたいと強く感じました。
日常生活以上にいろいろなことに気を使いながら山を楽しみたい、と、いろんな反省や次回への期待を胸に下山しました。(でも楽しかったー。)
マップを拡大
コメントする