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ブルーレイとHDテレビの問題
2011.04.27 (Wed)
先日、ローレンス・カスダン監督のクソ映画「ドリーム・キャッチャー」が
無性に観たくなったので、250円でゲットしたDVDをPS3で再生したところ、
あまりの画質の悪さにビックリ。

HD画質でないのは仕方ないとしても、コントラストの高いカットになると、
ブロックノイズがハッキリと分かるレベル。

もちろんクソB級映画として名高い「ドリーム・キャッチャー」を
ブルーレイ(以下BD)で買い直すなどと考えるはずもなく
(250円で売ってれば別だが)、そのままガマンして観た。

で、観終わると同時に、DVDをBD画質にアップコンバートしてくれる
プレーヤーはないものかと探したのだが、なんと、
PS3にアップコンバート機能がついてるそうじゃないか。

が、よくよく調べるとPS3に実装されているのは、
アップスケーリング(解像度変換)であって、
アップコンバート(信号変換)ではないとの事。
むしろ、そのせいでブロックノイズが気になるのかもしれない。

で、他にもそういうプレーヤーが無いか調べてみたのだが、
どれもアップスケーリング機能ばかり。

まぁ、DVDの画面サイズをムリヤリ引き伸ばせば、
画質が悪くなるのは当然なわけで・・・。

BDプレーヤーとHDテレビの関係を考えると、
もはやDVD規格では満足できない身体になってしまう。

かといって、BDの地位もそれほど確実なものではない。
すでにBDの40倍の容量を持つ規格を各社が開発中なのだ。
BDがなかなか普及しない理由はまさにコレだ。

パイオニアやシャープが開発しているホログラフを利用したHVDや、
現状のBDを拡張仕様にしたBDXLとか、
ソニーにいたっては独自規格というのも十分にありえる。

いずれにせよ、最新規格で「ドリーム・キャッチャー」を観たいわけではないが、
これだけ規格がたくさん出てくると、もはやどの規格で好きな映画ソフトを
買えばいいのか、さっぱり分からなくなる。

しかし!
高ビットレート=高画質なのは間違いないが、
民生用テレビの解像度の上限がHDである以上、
ビットレートだけがむやみに高くても意味がない。

というわけで容量だけが増える次世代規格なんて、
クソくらえですな。

再生さえできればいいと考えるなら、BDで買い直すのが一番のはずだ。

激しく決意したのはいいのだが、TSUTAYAのBD売場を見ていると、
LDレンタルや格安LDプレーヤーを発売して、
業界全体でLDをムチャクチャ推していたのを思い出す。

あの後、2年くらいでLDは終わっちゃったんだよなぁ・・・。

あぁ、悩ましい。


ウエダでした。


【補足 2011.06.09】
PS3のアプコンについて、もう少し調べてみたところ、
映像の元解像度によってアプコンまたはサイスケに、
方式が振り分けられることが判明。

元解像度が720x540以下の場合、
輪郭検出機能が動作して、高精度の画素補完が働いて、
画質がキレイになる。

しかし、元解像度が720x540より大きな場合、
輪郭検出は動作しないようで、
ただのサイズスケーリングになるとの事。

輪郭検出が動作している動画でも、コマ戻しをやると輪郭検出しない方式で描画されるのでコマ送り・コマ戻しで露骨に画像の鮮明度が違ってくる。

この輪郭検出とやらが、どうにも怪しい。
今度試してみよう。
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コメント(3)

通りすがりのメガネ 2011年4月27日 12:07

PS3のDVD再生は、アップコンバートですよ。
いわゆる超解像って感じで、DVDを再生しても非常にキレイです。

ウエダ 2011年5月11日 10:55

コメントありがとうございます。
マジですか!?

やはりブロックノイズは出ていたので、
ちゃんと調べてみます~。

ご指摘ありがとうございました。

通りすがりのメガネ 2011年5月19日 10:28

ブロックノイズは、元々のDVDのソースレベルが持っている場合は、如何様にもならない気がしますね。

本当に綺麗な映像でみたいのならば、素直にBDというのが正解ですね!

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