四谷NOW~ホームページ制作会社 gravity works(グラビティ・ワークス)ブログ

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最近観た映画
2011.03.30 (Wed)
最近、バタバタしていて、
劇場にもあまり行けていないため、
ほとんどがDVD。

しかも古いB級作品ばかり。
まぁ、それが一番の好物なのだが。


【地球の静止する日(2008)】
51年に制作された古典SF映画のリメイクなのだが、
何の新鮮味もなく、そこそこがんばっているVFXも空回り。

そもそもB級映画として制作されているオリジナルの時代背景が、
旧ソ連との冷戦だけに、現代でそれをやるとかなり空っぽになってしまう。

キアヌ・リーブスのボンクラ演技(良く言うとイノセントな演技)が、
さらにストーリーに説得力を無くさせて、自爆。

ストーリーもあって無いようなもので、
宇宙的観測点で見ると、滅亡寸前の地球を、「害虫」である人類を滅ぼし、
リセットしようとするキアヌ達を、ジェニファー・コネリーが説得しようとするのだが、
途中から、ジェニファー・コネリーもよく分からん親子ゲンカに集中するようになり、
何が目的なのかがサッパリ分からなくなる。

結局は「人間愛」に胸を打たれたキアヌが、
なんとかしようとがんばるという・・・。

これ、演出がどうこうというより、シナリオの段階で破綻していると思うのだが。


久しぶりに、こんなに空っぽの映画を観た。
あまりのヒドさにもう一度観たくなった(笑)



【ドラキュラ(1992)】
フランシス・フォード・コッポラ監督作品とブルーレイで鑑賞。

画質は、まぁまぁな感じで、
買い直すソフトとしては微妙。

とはいえ、ローテクとハイテクを合わせたVFXは、
とても美しく、デジタルエフェクトでは出せない味がある。
視覚効果担当のロマン・コッポラは本当にいい仕事をしている。

俳優に関しても、ウィノナ・ライダーの美しさ、
ゲイリー・オールドマンの悲哀を体現した演技は、
どれも一級品(大げさという意見もあるが・・・)。

そういえば、この作品にもキアヌが出てたな。

ミヒャエル・バルハウスの映像も、ほとんどがセット撮影なのに、
どのカットも絵画のような完成度。
トリッキーな映像と組み合わせて、ドラクル城の不気味さを演出している。

それだけに、ラストのモーフィングや、
エンドクレジットでかかるアニー・レノックスのエンディング・テーマは、
違和感がありすぎる。

ヴォイチェフ・キラールのスコアで良かったものを・・・。


今週は、BDで買い直した「バロン」「ブレイブ・ハート」を観る予定。

ウエダでした。
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