2010.10.06 (Wed)
「カラフル(2010)」
「クレヨンしんちゃん」劇場版や
「河童のクゥと夏休み」の原恵一の最新作。
上映が終わる寸前だったので、慌てて観に行った。
森絵都の原作小説があって、
2000年には映画も製作されていたのだが、
どちらも全く知らなかった。
というか知らなくて良かったかもしれない。
どういう話か全く知らず、原恵一監督ってだけで、
観に行ったので、純粋にストーリーもディテールも楽しめた。
主人公の「ぼく」は、死んだはずなのに、
真という中学生に生まれ変わる事になる。
生前に犯した罪うぃ償うために、真の身体を借りて、
修行する事で、元に戻れるという条件の中、
徐々に真を取り巻く状況が分かり始める・・・。
話のキモになるのは、主人公が何故自殺したのか?
死んだはずの「ぼく」は、生前どんな罪を犯したのか?
という仕掛けの部分のように思えるが、
それは、あまり重要ではない(というか、むしろこのへんは説教臭い)
それよりも大テーマである「人間はたくさんの色を持っている」という事実を、
とても爽やかに理解させてくれる原監督の演出が素晴らしい。
やはり食事のシーンは秀逸で、
真から疎外されて母親が押し殺すように泣いているのに、
父、兄が慰めもせずに黙々と食事をするシーンは、
男たちの不器用さが滲み出ていて、めちゃくちゃリアル。
アニメだからこそ、シンプルでストレートに感情移入できる、
とても良いシーンだ。
こういうシーンをアニメで撮れてしまうとは・・・。
原恵一、恐るべし。
「クレヨンしんちゃん」劇場版や
「河童のクゥと夏休み」の原恵一の最新作。
上映が終わる寸前だったので、慌てて観に行った。
森絵都の原作小説があって、
2000年には映画も製作されていたのだが、
どちらも全く知らなかった。
というか知らなくて良かったかもしれない。
どういう話か全く知らず、原恵一監督ってだけで、
観に行ったので、純粋にストーリーもディテールも楽しめた。
主人公の「ぼく」は、死んだはずなのに、
真という中学生に生まれ変わる事になる。
生前に犯した罪うぃ償うために、真の身体を借りて、
修行する事で、元に戻れるという条件の中、
徐々に真を取り巻く状況が分かり始める・・・。
話のキモになるのは、主人公が何故自殺したのか?
死んだはずの「ぼく」は、生前どんな罪を犯したのか?
という仕掛けの部分のように思えるが、
それは、あまり重要ではない(というか、むしろこのへんは説教臭い)
それよりも大テーマである「人間はたくさんの色を持っている」という事実を、
とても爽やかに理解させてくれる原監督の演出が素晴らしい。
やはり食事のシーンは秀逸で、
真から疎外されて母親が押し殺すように泣いているのに、
父、兄が慰めもせずに黙々と食事をするシーンは、
男たちの不器用さが滲み出ていて、めちゃくちゃリアル。
アニメだからこそ、シンプルでストレートに感情移入できる、
とても良いシーンだ。
こういうシーンをアニメで撮れてしまうとは・・・。
原恵一、恐るべし。
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