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最近観た映画(09/12)
2010.09.14 (Tue)
初めて劇場で観たのは、
神戸・湊川のリバイバル専門の映画館で、
 十数年ぶり劇場で鑑賞。

 しかし今回観たのは完全版で、
オリジナル版よりも30分ほど長い。

 TOHOシネマズの
「午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本」 の
ラインナップに、この作品の名前を見つけてから、
 とても長い時間待った。

 全国のTOHOシネマズを巡回してくるから、
 自分の地元に来るまで時間がかかるのだ。

当日も10時からの上映なので、
休日だけど早起きして、 映画館に向かった。

久しぶりに観た「ライト・スタッフ」はとても良かった。

 マーキュリー計画に参加した7人の宇宙飛行士とその家族の苦悩や、
 伝説のテストパイロット、チャック・イェーガーの挑戦を描く。

チャック・イェーガーが挑む、最高高度記録挑戦は、
 マーキュリー計画の宇宙飛行への挑戦とも重なり、
マーキュリー計画発動からは、興奮しっ放し。

 映画は、最後のパイロットであるゴードン・クーパーが、
 宇宙単独飛行記録を達成するところで終わるのだが、
これが事実上の宇宙開発時代の幕開けとなり、
アポロ計画へと移行していくのも感慨深い。

 その陰で、イェーガーが「空の悪魔」に戦いを挑む姿が カッコよすぎる。

ビル・コンティのスコアも、何度聞いても耳から離れない名曲。
 エンドクレジットが終わるまで楽しませてくれる。

ジェット機が音速の壁を破る時代から、
宇宙飛行に至るまでの歴史を絶妙にオーバーラップさせて、
映画ならではの表現で、実に興味深く描いている。

 この作品でのフィリップ・カウフマンの構成力は 神がかり的。

 また、「ライト・スタッフ」ファンなら、ジョン・グレンが体験した
 「宇宙ホタル」のシーンは劇場の大画面で観てみたいと思うはず。
 これは大画面で観るべき。

エンドクレジットが終わるまで、 観客全員が席を立たなかったのも、
非常に良かった。
いい映画には、こういう力があるんですな。


今週末は「2001年 宇宙の旅」が上映されるので、 それも行く予定。
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