2010.04.22 (Thu)
暖かくなったり、寒くなったり、
もうしんどいわ!!!!
04/12
【砂の惑星(1984)】
先週、「マルホランド・ドライブ」を観て、
異常に観たくなってLDで鑑賞。
当時、監督2作目の「エレファントマン」がそこそこヒットして、
アカデミー賞にノミネートされたので、コイツはいけんじゃねーのかと、
プロデューサーが勘違いして作らせてしまい、大コケした。
(制作費4500万ドルに対し、興行収入2740万ドル)
それだけに失敗作として語られる事の多い作品だが、
デヴィッド・リンチの強烈なビジュアルセンスが炸裂していて、
かなり好きな作品。
カットされたシーンを復元したTV編集版ではなく、
オリジナル劇場版を観たのだが、
どう考えてもオリジナルの方が良い。
というか、この作品に限っていうと、
カットされたシーンとか、あってもなくても、
印象は変わらない(笑)
80年代のオプチカル合成やミニチュアワークは、
ディテールが超人的に良く出来ているので、
大好きな人にはたまらないはず。
また恐ろしいほど巨大なサンドワームの登場シーンや、
シールドを使用した格闘戦など、
かなり画期的なVFXを行っているのだが、如何せん地味(笑)
とはいえ、クライマックスの大戦闘シーンや、
悪役を演じたスティングの存在感など、
見所は多い。
当時、SF超大作として公開されたが、
スペースシップ同士のバトルシーンとか、
ライトセーバーとか派手な仕掛けがほとんど無いので、
誰も観に行かなかったのは有名。
原作ファンやSFファンからそっぽを向かれた作品だが、
デヴィッド・リンチ好きにはたまらないはず。
後にも先にも、リンチが大予算をかけた作品を撮っていないのは、
この作品を制作した際に、プロデューサーと結構モメたようで、
かなり嫌~な思いをしたからだそうだ。
どう考えても、リンチに撮らせたプロデューサーが悪いよ。
04/13
ナシ
04/14
ナシ
04/15
ナシ
04/16
ナシ
04/17
ナシ
04/18
【第9地区(2009)】
やっと!やっと観る事が出来た!!!!
南アフリカの上空に突如現れたUFOに乗っていたのは、宇宙難民。
UFOが故障したため、故郷に帰れなくなってしまったエイリアン達は、
なんと隔離地区である「第9地区」に住まわせる事に・・・。
しかし人間とのイザコザが頻繁に起こるので、
人間の居住区から離れた劣悪な環境にある「第10地区」への移住計画を行う。
その計画の責任者ヴィカスが主人公なのだが、
まぁこいつがサッパリ冴えないオッサンで、
押収したパイプから飛び出たヘンな液体をかぶってから、
徐々にエイリアンに変貌し始める。
それに気付いた上層部が、エイリアンの技術を軍事利用しようと、
ヴィカスを利用して生体実験を行う。
その生体実験でエグい事をバンバンされたヴィカスは、
耐えきれなくなって、施設を脱走。第9地区に逃げ込む。
ヴィカスがそこで見たものとは・・・。
というのが大まかなストーリー。
エイリアンを思い切り見下していたヴィカスが、
エイリアンに助けを乞う姿や、徐々にエイリアンに変貌して行くにつれ
漢(おとこ)として逞しくなっていく姿は、かなり笑える。
(誰も笑ってなかったけど・・・)
ラストも切ないけど、希望のあるエンディングで○。
作品のテイスト自体はピーター・ジャクソンの「ブレインデッド」や
「ザ・フライ(エイリアンのデザインがそっくり!)」などの影響を受けているが、
数十分にも及ぶクライマックスのパワードスーツを使った戦闘シーンとかスゴイ迫力。
しかもスピーディーでパワードスーツに搭載されている
アイデア満載の兵器がめちゃくちゃカッコいい。
元々、ニール・ブロムカンプ監督の短編作品があって、
それの長編化との事だが、人間が破裂したり、腕をもぎられたりと、 スプラッター描写はピージャク風味100%。
監督も役者も無名で、予算3000万ドルのほとんどをVFXに使い果たしているが、 ピージャクのお抱え工房WETAで作ったので、
お値段はNZ価格で激安なのにクオリティーはハリウッド大作並み。
結果、北米で1億1500万ドル、全世界で2億400万ドル稼ぎ出して大ヒット。
一部で口コミで客足を伸ばしたと言われてるが、それは全然違う。
この作品は、夏の大作がひとしきり公開し終わって、
強力な対抗馬がいない中で全米3000館以上で公開されている。
3000館というと、一時的にどこの映画館でも上映されている状況が作られる。
これはメジャー作品を公開する際に行う興行手法で
ブロックバスターという手法だ。
口コミ効果が無かったわけではないが、当てるべくして当てたのである。
アカデミー賞にノミネートされたのは、どうでもいい事なのだが、
モキュメンタリー形式の構成やビジュアルの奇抜さを含めて、
最近のSF作品では、傑作の部類に入る。
続編も決定したとの事だが、陳腐になりませんように・・・。
今週末は「シャッター・アイランド」を観に行って、
横浜赤レンガ倉庫にオープンした「bills」に、
レオ様御用達の絶品パンケーキを食べに行く予定。
もう完全にレオ様Day(笑)
「タイタニック」でも観とこうかな。
ウエダでした。
もうしんどいわ!!!!
04/12
【砂の惑星(1984)】
先週、「マルホランド・ドライブ」を観て、
異常に観たくなってLDで鑑賞。
当時、監督2作目の「エレファントマン」がそこそこヒットして、
アカデミー賞にノミネートされたので、コイツはいけんじゃねーのかと、
プロデューサーが勘違いして作らせてしまい、大コケした。
(制作費4500万ドルに対し、興行収入2740万ドル)
それだけに失敗作として語られる事の多い作品だが、
デヴィッド・リンチの強烈なビジュアルセンスが炸裂していて、
かなり好きな作品。
カットされたシーンを復元したTV編集版ではなく、
オリジナル劇場版を観たのだが、
どう考えてもオリジナルの方が良い。
というか、この作品に限っていうと、
カットされたシーンとか、あってもなくても、
印象は変わらない(笑)
80年代のオプチカル合成やミニチュアワークは、
ディテールが超人的に良く出来ているので、
大好きな人にはたまらないはず。
また恐ろしいほど巨大なサンドワームの登場シーンや、
シールドを使用した格闘戦など、
かなり画期的なVFXを行っているのだが、如何せん地味(笑)
とはいえ、クライマックスの大戦闘シーンや、
悪役を演じたスティングの存在感など、
見所は多い。
当時、SF超大作として公開されたが、
スペースシップ同士のバトルシーンとか、
ライトセーバーとか派手な仕掛けがほとんど無いので、
誰も観に行かなかったのは有名。
原作ファンやSFファンからそっぽを向かれた作品だが、
デヴィッド・リンチ好きにはたまらないはず。
後にも先にも、リンチが大予算をかけた作品を撮っていないのは、
この作品を制作した際に、プロデューサーと結構モメたようで、
かなり嫌~な思いをしたからだそうだ。
どう考えても、リンチに撮らせたプロデューサーが悪いよ。
04/13
ナシ
04/14
ナシ
04/15
ナシ
04/16
ナシ
04/17
ナシ
04/18
【第9地区(2009)】
やっと!やっと観る事が出来た!!!!
南アフリカの上空に突如現れたUFOに乗っていたのは、宇宙難民。
UFOが故障したため、故郷に帰れなくなってしまったエイリアン達は、
なんと隔離地区である「第9地区」に住まわせる事に・・・。
しかし人間とのイザコザが頻繁に起こるので、
人間の居住区から離れた劣悪な環境にある「第10地区」への移住計画を行う。
その計画の責任者ヴィカスが主人公なのだが、
まぁこいつがサッパリ冴えないオッサンで、
押収したパイプから飛び出たヘンな液体をかぶってから、
徐々にエイリアンに変貌し始める。
それに気付いた上層部が、エイリアンの技術を軍事利用しようと、
ヴィカスを利用して生体実験を行う。
その生体実験でエグい事をバンバンされたヴィカスは、
耐えきれなくなって、施設を脱走。第9地区に逃げ込む。
ヴィカスがそこで見たものとは・・・。
というのが大まかなストーリー。
エイリアンを思い切り見下していたヴィカスが、
エイリアンに助けを乞う姿や、徐々にエイリアンに変貌して行くにつれ
漢(おとこ)として逞しくなっていく姿は、かなり笑える。
(誰も笑ってなかったけど・・・)
ラストも切ないけど、希望のあるエンディングで○。
作品のテイスト自体はピーター・ジャクソンの「ブレインデッド」や
「ザ・フライ(エイリアンのデザインがそっくり!)」などの影響を受けているが、
数十分にも及ぶクライマックスのパワードスーツを使った戦闘シーンとかスゴイ迫力。
しかもスピーディーでパワードスーツに搭載されている
アイデア満載の兵器がめちゃくちゃカッコいい。
元々、ニール・ブロムカンプ監督の短編作品があって、
それの長編化との事だが、人間が破裂したり、腕をもぎられたりと、 スプラッター描写はピージャク風味100%。
監督も役者も無名で、予算3000万ドルのほとんどをVFXに使い果たしているが、 ピージャクのお抱え工房WETAで作ったので、
お値段はNZ価格で激安なのにクオリティーはハリウッド大作並み。
結果、北米で1億1500万ドル、全世界で2億400万ドル稼ぎ出して大ヒット。
一部で口コミで客足を伸ばしたと言われてるが、それは全然違う。
この作品は、夏の大作がひとしきり公開し終わって、
強力な対抗馬がいない中で全米3000館以上で公開されている。
3000館というと、一時的にどこの映画館でも上映されている状況が作られる。
これはメジャー作品を公開する際に行う興行手法で
ブロックバスターという手法だ。
口コミ効果が無かったわけではないが、当てるべくして当てたのである。
アカデミー賞にノミネートされたのは、どうでもいい事なのだが、
モキュメンタリー形式の構成やビジュアルの奇抜さを含めて、
最近のSF作品では、傑作の部類に入る。
続編も決定したとの事だが、陳腐になりませんように・・・。
今週末は「シャッター・アイランド」を観に行って、
横浜赤レンガ倉庫にオープンした「bills」に、
レオ様御用達の絶品パンケーキを食べに行く予定。
もう完全にレオ様Day(笑)
「タイタニック」でも観とこうかな。
ウエダでした。
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