2010.02.03 (Wed)
2月2日に第82回アカデミー賞ノミネート作品が発表されたのだが、
なんと「NINE」が漏れて、かわりに「第9地区」がノミネート!!!!
ナインはナインでも、全然毛色の違う作品がノミネートされたのが面白い。
何故こういう作品がノミネートされたのかというと、
今年からは、メジャースタジオの圧力なのか、視聴率低迷の対抗策なのか、
何故か作品賞のノミネート本数が5本から10本に増量。
そのため、これまでノミネートされにくかった、
「第9地区」のような、変わり種のヒット作品までノミネートされるワケだ。
で、ノミネートの予想はというと、ミュージカル大好きのアカデミー会員から、
完全に無視された「NINE」が消えてしまったので、
「アバター」と「ハート・ロッカー」の一騎打ちという構図になる。
監督賞も「アバター」と「ハート・ロッカー」で、
キャメロンとビグローの元夫婦対決になるに違いない。
またビグローが受賞すれば、史上初の女性監督の受賞となる。
意外にも女性監督はこれまでに3回しかノミネートされていなかった。
これまでのノミネートされた女性監督はというと・・・
「セブン・ビューティーズ(1976)」 リナ・ウェルトミューラー
「ピアノ・レッスン(1993)」 ジェーン・カンピオン
「ロスト・イン・トランスレーション(2003)」 ソフィア・コッポラ
しかも、過去のノミネート作品を見ると、どれも女性ならではの繊細な作品ばかりだが、
今回は「ハート・ロッカー」は男だらけのマッチョな作品ってのも面白い。
ぜひ、受賞していただきたいものである。
さて、受賞予想はというと・・・。
★印が受賞。
【作品賞】
「ハート・ロッカー」★
「アバター」
「イングロリアス・バスターズ」
「第9地区」
「カールじいさんの空飛ぶ家」
「しあわせの隠れ場所」
「17歳の肖像」
「プレシャス」
「ア・シリアス・マン」
「マイレージ、マイライフ」
本命は「ハート・ロッカー」だけど、米国内興行記録更新に
あと200万ドルとなった「アバター」が獲る可能性は十分にある。
この勢いがどこまで影響するのかが見ものだ。
【監督賞】
キャスリン・ビグロー「ハート・ロッカー」★
ジェームズ・キャメロン「アバター」
クエンティン・タランティーノ「イングロリアス・バスターズ」
ジェイソン・ライトマン「マイレージ、マイライフ」
リー・ダニエルズ「プレシャス」
これも本命はビグローで決まりだけど、
キャメロンの勢いってのがどうも気になる。
政治的に解決するなら、作品賞をキャメロンにあげて、
監督賞をビグローというところだろうが、
ここはビグローにどっちも獲ってほしいところ。
【主演男優賞】
ジェレミー・レナー「ハート・ロッカー」
ジェフ・ブリッジス「クレイジー・ハート」★
ジョージ・クルーニー「マイレージ、マイライフ」
モーガン・フリーマン「インビクタス/負けざる者たち」
コリン・ファース「シングル・マン」
新鮮さでいうと、完全にジェレミー・レナーなのだが、
もはや常連化してきたモーガン・フリーマンが獲ってもおかしくない。
アカデミー会員が大好物の実在の人物(ネルソン・マンデラ)を演じたワケだし。
ところが、前哨戦で意外と強さを見せたのは「クレイジー・ハート」のジェフ・ブリッジス。
ここは無難にジェフ・ブリッジス、対抗はモーガン・フリーマン。
【主演女優賞】
サンドラ・ブロック「しあわせの隠れ場所」★
メリル・ストリープ「ジュリー&ジュリア」
ヘレン・ミレン「ザ・ラスト・ステーション」
キャリー・マリガン「17歳の肖像」
ガボリー・シディベ「プレシャス」
これまた常連のメリル・ストリープでは面白みがないので、
ここはサンドラ・ブロックでお願いしたいところ。
得意のロマコメではないけど、精力的にドラマ作品に出演し続けた
実績を買われてもいいはず。対抗はもちろんメリル・ストリープ。
【助演男優賞】
クリストフ・ヴァルツ「イングロリアス・バスターズ」★
スタンリー・トゥッチ「ラブリーボーン」
マット・デイモン「インビクタス/負けざる者たち」
ウッディ・ハレルソン「ザ・メッセンジャー」
クリストファー・プラマー「ザ・ラスト・ステーション」
これは、向かう所敵無しの「イングロリアス・バスターズ」の
クリストフ・ヴァルツで決まり。
大穴で「ラブリーボーン」で変態殺人鬼を演じたスタンリー・トゥッチ。
これが受賞すれば、アカデミー賞はどうかしてる(笑)
【助演女優賞】
モニーク「プレシャス」★
ペネロペ・クルス「NINE」
ベラ・ファーミガ「マイレージ、マイライフ」
マギー・ギレンホール「クレイジー・ハート」
アナ・ケンドリック「マイレージ、マイライフ」
これも各映画賞を総ナメにしたモニークで決まり。
大穴で、ペネロペ・クルスが獲れば面白いなぁ。
【長編アニメーション賞】
「カールじいさんの空飛ぶ家」★
「コララインとボタンの魔女 3D」
「プリンセスと魔法のキス」
「Fantastic Mr. Fox」
「The Secret of Kells」
なんと「カールじいさん~」が、作品とダブルノミネート。
おそらく作品賞は獲れないので、こちらで受賞するでしょう。
今年のアカデミー賞の見どころは、
キャスリン・ビグローとジェームズ・キャメロンの元夫婦の対決だろう。
同じ時期に傑作を作り上げたシンクロ率の高さも、さすが元夫婦(関係ないか)。
主演男優と女優は全く分からないので、大穴受賞も十分ありうる。
かなりのドキドキ感が味わえるだろう。
ああ、3月7日の発表が待ち遠しい。
ウエダでした。
なんと「NINE」が漏れて、かわりに「第9地区」がノミネート!!!!
ナインはナインでも、全然毛色の違う作品がノミネートされたのが面白い。
何故こういう作品がノミネートされたのかというと、
今年からは、メジャースタジオの圧力なのか、視聴率低迷の対抗策なのか、
何故か作品賞のノミネート本数が5本から10本に増量。
そのため、これまでノミネートされにくかった、
「第9地区」のような、変わり種のヒット作品までノミネートされるワケだ。
で、ノミネートの予想はというと、ミュージカル大好きのアカデミー会員から、
完全に無視された「NINE」が消えてしまったので、
「アバター」と「ハート・ロッカー」の一騎打ちという構図になる。
監督賞も「アバター」と「ハート・ロッカー」で、
キャメロンとビグローの元夫婦対決になるに違いない。
またビグローが受賞すれば、史上初の女性監督の受賞となる。
意外にも女性監督はこれまでに3回しかノミネートされていなかった。
これまでのノミネートされた女性監督はというと・・・
「セブン・ビューティーズ(1976)」 リナ・ウェルトミューラー
「ピアノ・レッスン(1993)」 ジェーン・カンピオン
「ロスト・イン・トランスレーション(2003)」 ソフィア・コッポラ
しかも、過去のノミネート作品を見ると、どれも女性ならではの繊細な作品ばかりだが、
今回は「ハート・ロッカー」は男だらけのマッチョな作品ってのも面白い。
ぜひ、受賞していただきたいものである。
さて、受賞予想はというと・・・。
★印が受賞。
【作品賞】
「ハート・ロッカー」★
「アバター」
「イングロリアス・バスターズ」
「第9地区」
「カールじいさんの空飛ぶ家」
「しあわせの隠れ場所」
「17歳の肖像」
「プレシャス」
「ア・シリアス・マン」
「マイレージ、マイライフ」
本命は「ハート・ロッカー」だけど、米国内興行記録更新に
あと200万ドルとなった「アバター」が獲る可能性は十分にある。
この勢いがどこまで影響するのかが見ものだ。
【監督賞】
キャスリン・ビグロー「ハート・ロッカー」★
ジェームズ・キャメロン「アバター」
クエンティン・タランティーノ「イングロリアス・バスターズ」
ジェイソン・ライトマン「マイレージ、マイライフ」
リー・ダニエルズ「プレシャス」
これも本命はビグローで決まりだけど、
キャメロンの勢いってのがどうも気になる。
政治的に解決するなら、作品賞をキャメロンにあげて、
監督賞をビグローというところだろうが、
ここはビグローにどっちも獲ってほしいところ。
【主演男優賞】
ジェレミー・レナー「ハート・ロッカー」
ジェフ・ブリッジス「クレイジー・ハート」★
ジョージ・クルーニー「マイレージ、マイライフ」
モーガン・フリーマン「インビクタス/負けざる者たち」
コリン・ファース「シングル・マン」
新鮮さでいうと、完全にジェレミー・レナーなのだが、
もはや常連化してきたモーガン・フリーマンが獲ってもおかしくない。
アカデミー会員が大好物の実在の人物(ネルソン・マンデラ)を演じたワケだし。
ところが、前哨戦で意外と強さを見せたのは「クレイジー・ハート」のジェフ・ブリッジス。
ここは無難にジェフ・ブリッジス、対抗はモーガン・フリーマン。
【主演女優賞】
サンドラ・ブロック「しあわせの隠れ場所」★
メリル・ストリープ「ジュリー&ジュリア」
ヘレン・ミレン「ザ・ラスト・ステーション」
キャリー・マリガン「17歳の肖像」
ガボリー・シディベ「プレシャス」
これまた常連のメリル・ストリープでは面白みがないので、
ここはサンドラ・ブロックでお願いしたいところ。
得意のロマコメではないけど、精力的にドラマ作品に出演し続けた
実績を買われてもいいはず。対抗はもちろんメリル・ストリープ。
【助演男優賞】
クリストフ・ヴァルツ「イングロリアス・バスターズ」★
スタンリー・トゥッチ「ラブリーボーン」
マット・デイモン「インビクタス/負けざる者たち」
ウッディ・ハレルソン「ザ・メッセンジャー」
クリストファー・プラマー「ザ・ラスト・ステーション」
これは、向かう所敵無しの「イングロリアス・バスターズ」の
クリストフ・ヴァルツで決まり。
大穴で「ラブリーボーン」で変態殺人鬼を演じたスタンリー・トゥッチ。
これが受賞すれば、アカデミー賞はどうかしてる(笑)
【助演女優賞】
モニーク「プレシャス」★
ペネロペ・クルス「NINE」
ベラ・ファーミガ「マイレージ、マイライフ」
マギー・ギレンホール「クレイジー・ハート」
アナ・ケンドリック「マイレージ、マイライフ」
これも各映画賞を総ナメにしたモニークで決まり。
大穴で、ペネロペ・クルスが獲れば面白いなぁ。
【長編アニメーション賞】
「カールじいさんの空飛ぶ家」★
「コララインとボタンの魔女 3D」
「プリンセスと魔法のキス」
「Fantastic Mr. Fox」
「The Secret of Kells」
なんと「カールじいさん~」が、作品とダブルノミネート。
おそらく作品賞は獲れないので、こちらで受賞するでしょう。
今年のアカデミー賞の見どころは、
キャスリン・ビグローとジェームズ・キャメロンの元夫婦の対決だろう。
同じ時期に傑作を作り上げたシンクロ率の高さも、さすが元夫婦(関係ないか)。
主演男優と女優は全く分からないので、大穴受賞も十分ありうる。
かなりのドキドキ感が味わえるだろう。
ああ、3月7日の発表が待ち遠しい。
ウエダでした。
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