2009.04.14 (Tue)
グラビティワークスの浅賀です。
人生初"お茶会"にお呼ばれしました。
お茶会はお茶室で行われる改まった会ではなくオープンなスペースで行われる
比較的和やかな雰囲気のもの、ということだったので、
多少の気後れはあったもののお茶席に出席してきました。
会場に入ります。想像していたとおり、凛とした空気感。
決まったルールや作法の中で事が行われている、あの空気感です。
私は初めての出席ですし、お作法も全く知りませんでしたので、かなり緊張しました。
あの手の緊張は久しぶりです。
いろいろなルールがあるので、その説明をあらかじめ聞きます。
よく知られるお茶碗を回すのは"器"を拝見するために
柄を手前に持ってくるためだそうです。
それぞれの行動や立ち振る舞いには意味があるんですね。
当然のことですが、なぜかひとつひとつそれを知ると感心してしまいました。
お茶会が始まります。
お茶をたてる方の1回の動作が止まるところなく流れるように行われます。
お湯を入れる、お茶を入れる、お茶をたてる‥‥。
動作はあくまでもスムーズで完全です。
1日にして成るものではなく日々の訓練（お稽古かな）が、
迷いのない可憐な動作につながるのだとを感じました。美しいです。
※動作は"所作"というようです。
礼儀なども重んじられるのでしょう。
お茶をいただくときには、自分の後にいただく方に
"お先にいただきます"と配慮をします。
なんとも日本人らしい！
陶器、漆塗り、生け花などなど、まつわる道具や装飾も凝っていて、
それを楽しむのもお茶会の醍醐味のようです。
職人さんが作ったであろう、美しいものばかりでした。
おもてなし、礼儀、しぐさ、おもいやり、稽古、などを
直に感じるいい機会でした。
いろいろな趣があるのだなぁ。
【花畑公園 桜花亭】
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