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先週観た映画(8/24?9/6)【長文注意】
2009.09.09 (Wed)
先週、記事登録をお休みしたので、2週分を登録。

何かと忙しくなってきた社内だが、
なんと、PS3(旧型)をついにゲット。
店頭在庫の新古品。24,000円也。

買ったのは他でもない。
「戦場の絆ポータブル」の通信対戦がしたいからだ。

で、早速ネットに繋いでやってみた!
アーケード版ほどではないが、面白い!!!!!!!

接続方法は下記の通り。
※「戦場の絆ポータブル」の場合

(01)PS STOREから「アドホック・パーティー」というアプリをダウンロード。
(02)インストール完了後、ネットワーク設定を有線にする。
(03)LANケーブルを直接PS3に接続して、「アドホック・パーティー」を起動。
(04)ソフトを入れてPSPも起動。マルチモードを選択。
(05)「アドホック・パーティー」がPSPを認識。
(06)「アドホック・パーティー」で「ゲームサーチ」を実行。
(07)「戦場の絆ポータブル」をやってるユーザーがいれば、そのエリアに移動。
(08)ルームが作成されていれば、入室する。※ただし「フレ待ち」と書いてある場合は入るべからず。
(09)あいさつした後、連邦側かジオン側かを話し合いで決める。
(10)ゲーム開始。

ただし、「戦場の絆ポータブル」をやってる人は異常に少なくて、
ほとんどがモンハン部屋ばかり。

これは、自分が先頭に立って、部屋を作らないといけないという事か!?
そんなリーダーシップは無い!

そんな人生の岐路に立たされた週末。




08/24
【存在の耐えられない軽さ(1988)】
実家に帰った時に近所のGEOで、500円で売ってたのでゲット。

たしか、ミニシアターブームの時にロングランヒットしたっけ。
女性誌でオシャレ映画のように紹介される事もしばしば。

84年に発表されたミラン・クンデラの小説を
「ライト・スタッフ」のフィリップ・カウフマン監督が映画化。
ダニエル・デイ・ルイスの出世作でもある。

68年に起こったプラハの春を背景にした、恋愛ストーリー。

優秀な脳外科医で、プレイボーイのトマシュ(デイ・ルイス)が、
カフェのウエイトレスであるテレーズ(ジュリエット・ビノシュ)とコンタクト。
トマシュのイケメンだし、地元から逃げ出したかったテレーズは、
プラハにあるトマシュの家に転がり込む。

同棲生活を始める二人だが、トマシュの女癖の悪さに悩んだあげく、地元に戻るテレーズ。
テレーズがいなくなって、自分がマジだった事に気付き、追いかけるトマシュ(なんじゃそりゃ)

原作を大胆に脚色したというストーリーは、とてもシンプル。
それだけに映像がとても良く出来ている。
コントラストの強い色調に、静物を巧みに使ったアングル。

どれだけ原作を忠実に映像化しているのかは、
原作を読んでいないので分からないが、
この作品は、セリフよりも心象風景を映像化する事に注力している。

まさに演技・撮影・音楽・効果音を巧みに使って、
セリフの少ない登場人物たちの感情を表現。

その方法が見事にハマっていて、
情緒的なシーンの数々は観ていて飽きない。

プラハの春自体は、あくまでも時代背景として描かれているだけなので、
それほど重くはないのだが、浮かれた恋愛モノとは違う。
とはいえ、そこらのカップルの痴話ゲンカみたいなストーリーである事には違いない。
だからというわけではないが、原作をサブテキスト的に読むと大分面白いらしい。

このストーリーを、観るにあたって、
「人生は、取るに足らないほど軽いのか、それとも一度きりしかないからとても重いのか。」
というニーチェの永劫回帰の思想を念頭に置いて観ると、すごく興味深く鑑賞できるそうだ。

なるほど、そう思うと登場人物達がとても滑稽で愛らしく思えてくる。

この映画、ラストは結構悲しいはずなんだけど、
それほど重い気持ちにならない。
むしろハッピーエンド的に演出されているからなんだけど。

あと、舞台が冷戦下のチェコスロヴァキアだという事もあって、
映像は重厚なので、まるでヨーロッパ作品のようなのだが、
なんとアメリカ作品。

この映画を観ると、カウフマンが「ライジング・サン」みたいな
トンデモ映画を作った人とは思えないぞ(笑)


08/25
【ベオウルフ呪われし勇者(2007)】
英文学最古のファンタジー作品という事で、
ドラゴンなんかが日常の如く、フツーに出て来る。

ロバート・ゼメキスの愛情溢れる目線が注がれているのは、やっぱりクリーチャーたち。
やたら強いぐちゃぐちゃのバケモノとか、ドラゴンとかの描写は細部までしっかりと描かれている。

確かに、フォトリアルなCGIをパフォーマンス・キャプチャー(モーション・キャプチャーの進化版)で、動かしまくっているのは、最初は「へぇー」って感心する。
だが、所詮はCGI。
観ているうちに飽きて来て、最後にはジコマンにしか見えなくなる・・・。

そんな技術的なところはさておくと、後はストーリーとか演出しか無いわけだが、
ゼメキスといえば、どの作品でも確信犯的にデリカシーの無い描写を入れてくるのが特徴だが、 それだけは、今作でも顕在。

予告編ではアンジェリーナ・ジョリーのセミヌードばかりをフューチャーしていたが、
実際そんなシーンはチョロっとだけしかない。

ほとんどが血なまぐさい戦闘や、デブ親父の裸踊り(CGのアンソニー・ホプキンスが踊り狂う!)、 そしてグレンデルというクリーチャーの描写への力の入れ具合が半端ではない。
ゼメキスの愛情が深ければ深いほど、キモい(笑)

ラストのドラゴンとのアクションシークエンスは、大胆なカット割なので、
中々の見物なのだが、ゲームのデモ画面を観ているように思えるのが、
良くも悪くもイイ味出してる。

しかし、「ポーラー・エキスプレス」から、
やたらとCG映画に力を入れているゼメキスだが、
もう実写は撮らないんだろうか?

来年にはCG映画の決定版ともいえるJ.キャメロンの「アバター」も
公開されるし、もういいんじゃないか、と思うのだが・・・。

また「永遠に美しく」みたいな悪趣味な実写映画を作ってほしいものだ。


08/26
【ダイ・ハード3(1995)】
シリーズでもあまり評判が良くない作品だが、大好きな作品。
どこがダメなのかはハッキリ分かっているのだが、
撮影や編集のテンポがとても好きなのだ。

ストーリーをぐいぐい引っ張る機能を「謎解き」に持たせたのは正解だと思う。
これを正解と思わない人は、そもそもこの映画を楽しむ事はできない。

オープニングのニューヨーク爆破シーンや、地下鉄爆破シーンを始め、
2液混合型爆弾というユニークな仕掛けでドキドキさせるための
演出をこれでもかと放り込んでくるジョン・マクティアナンは、
ヤケクソだったんだろうか(笑)

手持ちショットを多用するだけでなく、カーアクションシーンで採用したりと
ライブ感をたっぷり演出しようとするマクティアナンの意匠は顕在。

前3作と違う点は、マクレーンの同僚達がかなり活躍するところ。
「ダンス・ウィズ・ウルブス」でオスカー候補にもなったグレアム・グリーンや、
いつもダメ人間ばかり演じるケビン・チェンバレンが命を掛けて爆弾を解体するシーンには、
かなりグッとくる。

ラストの対決シーンは、賛否分かれるところだが、
マクレーンの漢気溢れる一撃必殺の精神が良く現れていて、
名シーンとすら思う。

このラストに関しては、マクティアナンも相当迷ったらしく、
DVDに別パターンのエンディングも収録されている。
そっちは、ハードボイルドなシブい展開。

どちらが来てもイイ感じだと思うんだけどな。


08/27
【ダイ・ハード4.0(2007)】
「3」を観たながれで「4」も観てみる。

シリーズ中、一番テンポが良く、面白い。
「3」で初めて導入されたデジタルVFXと実写の融和性の高い画作りも、
元VFXマンであるレン・ワイズマンが成せるワザ。

アクションシーンのハードさは素晴らしく、
ワイドショットとミドルショットの使い方が実にウマい。

ただし、このワイズマンという男、
もともと職人的な演出テクニックが身に付いていて、
手堅い作りで非常に観やすい反面、マクティアナンほどの
アクのある演出ではないので、カタルシスが決定的に無い。
(マクティアナンがハズした時のヒドさはさておき)

つまり映像自体にパワーが無く、シーンとシーンの相互作用が生まれてこない。
見せ場はたくさんあるのに、ラストシーンが一番アッサリ&こじんまり
してしまうという大チョンボ。

ティモシー・オリファント演じる天才ハッカーが、
最後にはとてつもないアホに見えてしまうのが致命的だ。

クライマックスに至るアクションシークエンスが
スゴく良くできているだけに、惜しい。

しかし、自分がIT業界にいるからかもしれないが、
タイトルの「4.0」を見た時、少し寒イボが立ってしまった(笑)

「.0」って、なんなんだよ。
やめようよ、そういうの。


08/28
ナシ


08/29
ナシ


08/30
【機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光(1992)】
前日に届いたPS3で、PS STOREからダウンロードして鑑賞。

ダウンロード配信って、初体験だったのだが、すごく便利。
タイトルさえ充実してくれば、DISCASやぽすれん
なんかよりもずっと便利だ。

ハマりそうで、コワイけど・・・。

さて、この「機動戦士ガンダム0083」シリーズを
観た事が無かったのだが、何かとガンネタに出て来る事は知っている。
ガンダム好きでありながら、ついていけてなかったのだが、観て納得。

1年戦争後のジオンの残党と連邦軍の戦いが描かれるのだが、
何これ、めちゃくちゃ面白いじゃないか!
もっと早く観ておけばよかったと後悔。

しかもファーストガンダムを思わせる名セリフの数々。

富野っぽさはあんまりなかったけど、これはこれで非常に良い。


ラストで見事に「Zガンダム」へと繋げる、
巧みなストーリー展開に脱帽。

アナベル・ガトーのカッコ良さは、
シャアやランバ・ラルに通じるものがある。

さすがにOVAシリーズ全13話ではなく、
13話分を2時間にまとめた劇場版を観たのだが、
OVAを観たくなった。

時間があれば、の話だけど。


08/31
ナシ


09/01
ナシ


09/02
ナシ


09/03
ナシ


09/04
【レイクビュー・テラス(2008)】
「ベティ・サイズモア」のニール・ラビュート監督作品。

「ベティ・サイズモア」では、サスペンスとコメディの
ギリギリの境界線を描いていたが、今作はサスペンス100%。

しかも黒人目線で人種差別問題を浮かび上がらせるあたり、
けっこう新鮮。

主演はサミュエル・L・ジャクソンに、
「ウォッチメン」のパトリック・ウィルソンと、
地味ながらも確かな人選。
あと、プロデューサーに名を連ねているのが、
なんとウィル・スミス!!!

だからといって、何の影響も無いところが好感度大(笑)

本作は、ラビュートならではの視点で、ジワジワと迫る人種間の歪みが描かれる。

ジャクソン演じる警官の自宅隣に越して来るウィルソン夫婦。
ウィルソンのヨメは、ブラック・ビューティー。
方やジャクソンはヨメに先立たれて、2人の子供を養いながら、
こじんまりした家で暮らしてる。

毎日、勝ち組生活を横で見せつけられて、もうムカっ腹が治まらないジャクソン。
それは些細な嫌がらせに始まり、次第にエスカレートしていく。

テイストは全然違うけど、演出の方向性は「パシフィック・ハイツ」や「ケーブル・ガイ」が近い感じか。
ジャクソンの過去が結構悲しい設定なので、
一瞬同情できるかとも思うのだが、
結局誰にも感情移入できない後味の悪さ。

「あなたの周りでも起こるかもよ」的なコンセプトではなく、
「人種問題について考えませんか?」という提示的なコンセプト。

そういう意図があるからこそ、逆にラストの後味の悪さが際立つ。
そういう意味で見応えは十分あった。

全米公開時には1位にもなったスマッシュヒット作。
これが劇場未公開とは、驚きだ。


09/05
【ルパン三世 カリオストロの城(1979)】
「崖の上のポニョ」のDVDを格安で購入。
で「ポニョ」を観るのではなく、久しぶりに
「カリオストロの城」が観たくなってしまったので鑑賞。

宮崎アニメって、

初期「カリオストロの城」「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」
中期「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「紅の豚」
後期「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」

の3つに分けられると思うのだが、初期が娯楽に徹していたのに対して、
後期になればなるほど、徐々にメッセージ性(作家性)が強くなっていくのが、
正直しんどくなってくる。

娯楽性の高い初期作品は何度観ても面白いのだが、
後期作品は、サブテキストが無いと意味不明なシーンが多く、
もはや作品が観る人を選ぶ事態になっている。

その点、劇場デビュー作「カリオストロの城」はルパン3世という
皆が大好きなフォーマットで、客が観たいと思う事と
宮崎駿本人がやりたい事を全て詰め込んでいる感じがする。
そういうマッチングって、なかなか無いだけに、めちゃくちゃ面白い。

アクションのスケールや、カリオストロ城の謎や、ベタベタな人間ドラマ。

冒頭からラストまでの疾走感は、タダごとではない。
アッという間の2時間。

あと、驚くべきは、これほどの作品が、
制作開始から公開まで、たったの半年で制作されたという事である。

今なら考えられない話だろうが、それをやり遂げたハングリーさは
まさにアニメ職人。

そういう熱いエピソードがあるのも、大好きな理由なのかもしれない。


09/06
【天空の城ラピュタ(1986)】
中学二年生の時に同級生の岩本くんと観に行ってから、
随分長い月日が流れてしまった。

この映画を観に行ってしばらくして、
岩本くんは登校拒否になってしまった。
今、彼は何をしているんだろうか。
岩本くんと、この映画の事を話したかったけど、
その前に学校に来なくなってしまった。

そんな切ないような、悲しいような思い出がある作品なのだが、
内容は至って元気な冒険活劇。

「カリ城」を観たながれで鑑賞してみた。

宮崎アニメで一番好きかもしれない。

この映画の「ラピュタ」の神秘性に対する演出は秀逸で、
ラピュタに辿り着くまでは、パズーの「亡き父の痕跡」として描き、
辿り着いてからも、廃墟となった悲しい歴史をほとんどセリフナシで描いてしまう。
このメインモチーフの描き分けのテクニックは、スゴイの一言。

しかも、誰もいなくなってしまったラピュタが、
キッチリと冒険映画の定番「何かよく分からん最終兵器」になる
荒唐無稽な展開にテンションも上がりまくる!!!

冒険映画はこうでなくちゃ。

ラストは宮崎駿の真骨頂でもある、
大破壊スペクタクルで一気に走り抜ける。

19世紀後半をイメージした架空世界のディテールも、
宮崎駿の好きな物がイマジネーションたっぷりに、
これでもかと詰め込まれているので、
何度観ても新しい発見があって面白い。

良く見たらおかしい事だらけなんだけど、
この当時の宮崎アニメには、そういうアラを「どーでもいいこと」に
してしまうほどのパワフルな演出があった。

そういうパワーって、思い切り広げた風呂敷を、
元とは違う形にたたんでしまう面白さから
生まれてくるのではないかと、思う。

ガリバー旅行記の1エピソードがこれほどまでに面白くなるとは、
誰が思いついたであろうか。

恐るべき、宮崎駿のイマジネーション。

当時、興行はパッとしなかったが、
一番元気があった作品だと思う。



今週末は、勢いで買ってしまった
「機動戦士ガンダム DVD-BOX1」を観るぞ!!!!

27話もあるんだけど・・・。
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