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先週観た映画(7/27?8/2)
2009.08.06 (Thu)
中吊り広告で見たのだけど、機動戦士ガンダム30周年キャンペーンとして、
劇場版作品のDVDが、全て3,000円で発売されているそうな。

キャンペーン前が4,980円だっただけに、大幅なプライスダウンなんだけど、
これって中古屋さんではちょっとした異変が起こる事を、オレは知っている。

例えばブックオフなんか、4,980円版を中古販売しているから、
販売価格が2,980円だったりする。

そうなると、「20円の差だったら、新品買った方がいいじゃん!」
という事になって、当然買わない。
その中古品は永久にブックオフで売れ残り続ける・・・。

数ヶ月して、その事実に気付いたブックオフは、
微妙な値下げを繰り返して、2年後くらいに半額程度になり、
それをオレがゲットする。
こういうリサイクルのながれを何度も経験してきたオレには分かるんです。



一体、オレは何をやってるんだ・・・。




7/27
ナシ

7/28
ナシ

7/29
ナシ

7/30
【Mr.インクレディブル(2004)】
あまりに好きすぎて、もう何度観たことか・・・。

それでも禁断症状が現れると、急激に観たくなる作品。
特にクライマックスの大バトルシーンは何度観てもカッコイイし、
画面構成と編集が、ピクサー作品の中でも屈指の出来だと思う。

これだけ速いカット割りなのに、しっかりとキャラクターの表情や、
位置関係(アクションにはかなり重要)を効果的に伝える事ができている。
まさに神ワザ的な画面構成&編集テクニック。

あまりもの出来の良さに、時間を忘れて見入ってしまう。

内容は、過去のアメリカン・ヒーローものへの
オマージュがてんこ盛りなんだけど、中盤以降の展開は、
本作ならではのテーマ「家族の絆」に主眼を置いたストーリー。

ラストでインクレディブルが「オレは弱いから・・・お前達を守れないかもしれない」と、
思わずつぶやいてしまうセリフは、何度聞いてもすごくリアルで、
「家族の絆」をストレートに表現している感動のシーンである。

どんどんスケールが大きくなる展開と、
テンポの良い演出で一瞬も飽きる事がない。

観終わった瞬間から、また観直したくなる(笑)
ヤバイ・・・。


7/31
【アイアン・ジャイアント(1999)】
良い作品を観ると、その監督の他の作品を観たくなる。

ブラッド・バード監督作品の場合は、「レミーのおいしいレストラン」よりも
断然「アイアン・ジャイアント」が良い。

巨大ロボットに対する熱?い想いがたっぷりと注がれている本作は、
まさしく「鉄人28号」にオマージュを捧げた作品だ。

ただのオマージュだけになっていないのは、
これまたストーリーが良く出来てるから。

冷戦時代のアメリカを舞台に、アイアン・ジャイアントと主人公の少年との
心のふれ合いが描かれる。

人間の描き方が単なる子供向けではなく、
しっかりとリアルに描かれるのも本作の特徴。

ラスト近くで判明するアイアン・ジャイアントが地球に来た目的や、
ソ連の脅威にピリピリしている米軍や市民たちの過剰反応が、
とてもしっかりと描かれていて、しっかりと「反戦」メッセージに
なっているのは、サスガ!の一言。

しかも、紋切り型のハッピーエンドにしなかった勇気はスゴイ。
それだけに印象深いラストで、観る度に感動が増していく。

劇場公開時にはヒットこそしなかったものの、
99年アニー賞(アニメ版アカデミー賞といわれている)を総ナメにしたのも頷ける傑作。

間違いなくクオリティーが下がるから作ってほしくはないけど、
「その後」が観たくなるエンディングにジーンとする。


8/1
【サマーウォーズ(2009)】
傑作青春アニメ「時をかける少女」の細田守監督の最新作。

映画の日に、TOHOシネマズで鑑賞。
19時からの上映だったのだが、大入り満員。

「時をかける少女」を観た時に、
さりげない描写を積み重ねに、なんて上手い監督なんだと
驚かされてしまったのだが、今作も文句ナシの傑作だった。

先が読めないストーリーも然る事ながら、
細かいネタが大量に散りばめられているので、
飽きる事がない。

クライマックスの花札バトルのドキドキ感は、
観ながら「ウォー・ゲーム」を思い出した(笑)
もし確信犯だとしたら、シブいなぁ。

旧家の歴史話とインターネットの仮想空間という相反する
キーワードをストーリーに組込むセンスもなかなかのもの。

見終わった後は、痛快な面白さと清々しい感動でいっぱいになる。

どこまで、ウマいんだこの人は・・・。


あと、絵のクオリティーは、同じ貞本キャラでも、
「エヴァ」よりこっちの方が好きかも。

いわゆる「アニメ的」な描き込みを、あえてしなかったという絵作りは、
デッサンが正確だからこそ出来るワザ。
日本のアニメはこういう方向に向かっているのか。

またCGIにも力が入っていて、膨大な量のパーティクル処理を
行った「ラブマシーン」の描写は、劇場の大画面でのみスゴさが分かる。
なんたって、億単位のアバターが集まってワサワサ動くのだから、
とんでもない!!!!

最後に、すご?く気になったんだけど「OZ」のデザインがどう見ても
村上隆の六本木ヒルズのアートワークに似てるような気がするんだけど・・・。
で、色々調べてみたけど関係ないみたい・・・。

あの世界がブッ壊されるから、痛快だったのだが(笑)


8/2
【ぐるりのこと(2008)】
公開時に、リリー・フランキーのリアルな演技が評判になっていたので、
観に行きたかったのだが、なんやかんやですぐに上映が終わってしまい、
観れなかったのだけど、もうDVDが出てたんですね。

早速借りて観たのだが、大傑作だった。
木村多江演じる翔子とリリーフランキー演じるカナオが夫婦役。

この二人が控えめな生活が淡々と描かれるのだが、
カナオが法廷画家として職を得たくだりから、
話が思い切り重くなってくる。

翔子が妊娠・出産するのだが、間もなく赤ちゃんは死んでしまう。
それを機に翔子が鬱病に陥ってしまう。
ここから中盤までのシーンで鬱病になっていく翔子の描写が
リアル過ぎて(周囲の戸惑いもリアル)、重さがハンパじゃない。

正直、前半で観るのを止めようかと思ったほど。

しかし、どのシーンにおいても、ひたすら静かに見守る
カナオ(マイペースともいえるけど)が、せめてもの救い。

そんなリリー・フランキーの演技が絶品なのが、
中盤最大の見せ場となる、翔子が感情をぶつけてくるシーン。

鬱病のせいで、翔子の感情がピークに達するのだが、
これをカナオが優しく受け止める。
このシーンにおける二人の演技の間は神がかり的なくらいにリアル。

日本映画で、これほどまで静かで感動的シーンは観た事がないかも。
おそらく近年稀に見る名シーン。

このシーン以降は、この夫婦がいかに再生していくかを
じっくりと描いていく。

映画では、夫婦の10年の生活が描かれる。

些細でどうでもいいような、ちょっと面倒臭いような事でも、
大事にしなくては・・・と思わせてくれる、
そういう優しさに溢れた作品。

橋口亮輔監督作品としては「ハッシュ!」もすごく良かったけど、
この作品の方が好きかも。


今週末は、夏祭りに行く予定なので、映画を観る時間があるかどうか・・・。
しかし週末には意外と観たい映画が目白押し。

ラッセル・クロウ主演の「3時10分、決断のとき」は、
かなり前評判が良かったので、観てみたい?。
が、ボンクラ映画好きとしては「G.Iジョー」は押さえておきたいところ。
「日米同時公開!」っていう映画がまともだった試しがないんだから(笑)
TOHOシネマズの無料ポイントを使って、観るぞ!


ウエダでした。

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