2009.06.11 (Thu)
先週一週間に観た映画一覧。
先週は、ディズニーシーに行ったり、飲み会があったりで、
観れない日がポツポツあったな?。
そんな一週間を振り返ります。
6/1
【マッドマックス2(1981)】
久しぶりに観たくなってしまい、帰宅後に鑑賞。
何度観ても感動するのが、ナマのカースタント。
飛びながら横転するボロ車たちが最高です。
しかも大爆発するのではなく、ただただクラッシュする。
そこがいい。
ラストのアクションシーンのテンションの上がり方は尋常ではない。
今観ても新鮮だし、こんな神ワザ編集を超える作品を未だに観た事がない。
主人公マックスのセリフがとてつもなく少ないのもシブくていい
(なんと、セリフは17回のみ)。
6/2
ナシ
6/3
【フィフス・エレメント(1997)】
たま?に観直したくなる。
リュック・ベッソンが中学生の頃に考えたプロット自体に問題があるわけではない。
中坊の頃のアイデアをそのまま映画化したという事実に問題がある。
じっくりと観直してみると、アラだらけのストーリーにビックリ。
当時から、映像の豪華さだけが取り柄だとは思っていたが、改めてそう思った。
こりゃ、ひでぇ。
6/4
【レオン(1994)】
「フィフス・エレメント」を観ると、対で観たくなるのが、この作品。
リュック・ベッソンはこれと「ニキータ」で引退すればよかった。
この作品の見どころは、ナタリー・ポートマンと、ゲイリー・オールドマンの悪徳刑事ぶり。
ナタリー・ポートマンはデビュー作とは思えないほどの自然体の演技で、
今観るととてつもない上手さに驚かされる。
すごく哀しいはずのラストに爽快感が生まれるのは、
ゲイリー・オールドマンの悪役のおかげだ。
悪役って、やっぱり重要なんだなぁ。
6/5
【レザボアドッグス(1992)】
公開当時に観た時は
「けっ!スコセッシ作品の焼き直しだろ!」程度にしか思ってなかったけど、
改めて観直すと、面白い。観るたびに好きになっていく。
ストーリー自体は大したことないのだが、役者の演技のテンポが心地いい。
この作品を観ると、ティム・ロスとスティーブ・ブシェミってイイ俳優だよなぁ、
って認識させられる。
あと、昨年死んじゃったクリス・ペンの元気な姿も観れて、少し寂しくなる。
合掌。
6/6
ナシ
6/7
【鈍獣(2009)】
クドカン脚本舞台の映画化。
浅野忠信とか真木よう子とかユースケ・サンタマリアはさておいて、
一番スゴいのは北村一樹。
完全にキレた演技で映画をグイグイと引っ張っていく。
だけど、周りの役者のテンポが信じられないくらい悪くて(編集のせい?)
イマイチ盛り上がらない。
クドカン監督の「少年メリケンサック」は最高だったのに・・・。
つくづくクドカン脚本は、監督次第なのだなぁ、と。
【スタートレック(2009)】
これまでにも「スタートレック」「新スタートレック」は幾度となく映画化されてきた。
しかしカーク船長やミスタースポックなどの呪縛に捕われて、
過去の栄光よもう一度と、焼き直しが続いてしまい、
なかなか突き抜けた面白さが出なかった。
正直、「新スタートレック」の映画版も今ひとつ出来がよくなかった。
今作は一番最初の「スタートレック」のリブート作品との事で、
やたらリブートである事をやたら押していて違和感を感じていたのだが、
観て納得した。
つまりテレビシリーズ「宇宙大作戦」の前日譚なのだ。
だから、スタートレックを知らない人が観ても、
充分楽しめる出来になっている。
しかも、タイムトラベルを行う事で運命が変わり、
パラレルワールドを構築して、別の世界にシフトしてしまう
アイデアは思いつかなかった!!
そんなストーリーの妙に感心しながらも、
ラストに「宇宙、それは最後のフロンティア・・・」と、
ミスタースポックのナレーションであの名フレーズが蘇り、思わず涙が出た。
そこに追い打ちをかけるように「宇宙大作戦」のメインテーマがかかり、
完全にノックアウト。
今年のベスト10に入る傑作だ。
トレッキー(スタートレックファンの俗称)が観たら激怒しそうな
ヘンな翻訳もあったが、それも許そう。
見所は色々あるが、シリーズほとんどのエフェクトを手掛けたILMが創り出す、
壮絶な艦隊戦やアクションシーンは見応え充分。
カット数がいくつあるんだ、と思うくらいのエフェクトシーンの数々。
もちろん俳優の演技も、過去のキャストの焼き直しにならない新鮮さ。
シリーズへの愛情が伝わってくる。
と思っていたら、トレッキーは、
脚本家アレックス・カーツマンのみ。
他のメインスタッフはスタートレックファンじゃないんだとさ。
そんなスタッフィングでよくまとまったもんだ(笑)
あと印象深かったのは、この作品はエンドクレジット前に
スタートレックシリーズの生みの親であるロッテンベリー夫妻に献辞が記されている。
まったくもって、相応しい作品である。
今週末は、ついに新シリーズ3部作の1発目「ターミネーター4」と
ミッキー・ロークの完全復活作「レスラー」を観る予定。
ウエダでした。
先週は、ディズニーシーに行ったり、飲み会があったりで、
観れない日がポツポツあったな?。
そんな一週間を振り返ります。
6/1
【マッドマックス2(1981)】
久しぶりに観たくなってしまい、帰宅後に鑑賞。
何度観ても感動するのが、ナマのカースタント。
飛びながら横転するボロ車たちが最高です。
しかも大爆発するのではなく、ただただクラッシュする。
そこがいい。
ラストのアクションシーンのテンションの上がり方は尋常ではない。
今観ても新鮮だし、こんな神ワザ編集を超える作品を未だに観た事がない。
主人公マックスのセリフがとてつもなく少ないのもシブくていい
(なんと、セリフは17回のみ)。
6/2
ナシ
6/3
【フィフス・エレメント(1997)】
たま?に観直したくなる。
リュック・ベッソンが中学生の頃に考えたプロット自体に問題があるわけではない。
中坊の頃のアイデアをそのまま映画化したという事実に問題がある。
じっくりと観直してみると、アラだらけのストーリーにビックリ。
当時から、映像の豪華さだけが取り柄だとは思っていたが、改めてそう思った。
こりゃ、ひでぇ。
6/4
【レオン(1994)】
「フィフス・エレメント」を観ると、対で観たくなるのが、この作品。
リュック・ベッソンはこれと「ニキータ」で引退すればよかった。
この作品の見どころは、ナタリー・ポートマンと、ゲイリー・オールドマンの悪徳刑事ぶり。
ナタリー・ポートマンはデビュー作とは思えないほどの自然体の演技で、
今観るととてつもない上手さに驚かされる。
すごく哀しいはずのラストに爽快感が生まれるのは、
ゲイリー・オールドマンの悪役のおかげだ。
悪役って、やっぱり重要なんだなぁ。
6/5
【レザボアドッグス(1992)】
公開当時に観た時は
「けっ!スコセッシ作品の焼き直しだろ!」程度にしか思ってなかったけど、
改めて観直すと、面白い。観るたびに好きになっていく。
ストーリー自体は大したことないのだが、役者の演技のテンポが心地いい。
この作品を観ると、ティム・ロスとスティーブ・ブシェミってイイ俳優だよなぁ、
って認識させられる。
あと、昨年死んじゃったクリス・ペンの元気な姿も観れて、少し寂しくなる。
合掌。
6/6
ナシ
6/7
【鈍獣(2009)】
クドカン脚本舞台の映画化。
浅野忠信とか真木よう子とかユースケ・サンタマリアはさておいて、
一番スゴいのは北村一樹。
完全にキレた演技で映画をグイグイと引っ張っていく。
だけど、周りの役者のテンポが信じられないくらい悪くて(編集のせい?)
イマイチ盛り上がらない。
クドカン監督の「少年メリケンサック」は最高だったのに・・・。
つくづくクドカン脚本は、監督次第なのだなぁ、と。
【スタートレック(2009)】
これまでにも「スタートレック」「新スタートレック」は幾度となく映画化されてきた。
しかしカーク船長やミスタースポックなどの呪縛に捕われて、
過去の栄光よもう一度と、焼き直しが続いてしまい、
なかなか突き抜けた面白さが出なかった。
正直、「新スタートレック」の映画版も今ひとつ出来がよくなかった。
今作は一番最初の「スタートレック」のリブート作品との事で、
やたらリブートである事をやたら押していて違和感を感じていたのだが、
観て納得した。
つまりテレビシリーズ「宇宙大作戦」の前日譚なのだ。
だから、スタートレックを知らない人が観ても、
充分楽しめる出来になっている。
しかも、タイムトラベルを行う事で運命が変わり、
パラレルワールドを構築して、別の世界にシフトしてしまう
アイデアは思いつかなかった!!
そんなストーリーの妙に感心しながらも、
ラストに「宇宙、それは最後のフロンティア・・・」と、
ミスタースポックのナレーションであの名フレーズが蘇り、思わず涙が出た。
そこに追い打ちをかけるように「宇宙大作戦」のメインテーマがかかり、
完全にノックアウト。
今年のベスト10に入る傑作だ。
トレッキー(スタートレックファンの俗称)が観たら激怒しそうな
ヘンな翻訳もあったが、それも許そう。
見所は色々あるが、シリーズほとんどのエフェクトを手掛けたILMが創り出す、
壮絶な艦隊戦やアクションシーンは見応え充分。
カット数がいくつあるんだ、と思うくらいのエフェクトシーンの数々。
もちろん俳優の演技も、過去のキャストの焼き直しにならない新鮮さ。
シリーズへの愛情が伝わってくる。
と思っていたら、トレッキーは、
脚本家アレックス・カーツマンのみ。
他のメインスタッフはスタートレックファンじゃないんだとさ。
そんなスタッフィングでよくまとまったもんだ(笑)
あと印象深かったのは、この作品はエンドクレジット前に
スタートレックシリーズの生みの親であるロッテンベリー夫妻に献辞が記されている。
まったくもって、相応しい作品である。
今週末は、ついに新シリーズ3部作の1発目「ターミネーター4」と
ミッキー・ロークの完全復活作「レスラー」を観る予定。
ウエダでした。
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